移動平均線を使ったロジックの検証5 ~ ゴールデンクロス・デッドクロス⑤
FX裁量トレードの手法を強化するためにEAを使ってロジック検証を始めたのですが、今ではすっかりEAに嵌っています。
自作EA作成のためにプログラムの勉強をしながら、ツールも使ってロジック検証を行っています。
ゴールが見えていて、こうやれば勝てますよって話ではありません。
勝てるロジックが無いかな?って探している最中の僕の検証状況をアウトプットしているだけです。
もしかしたらこの中に、みなさんにとってのヒントが有るかもしれないし、無いかもしれないし…
今回は、移動平均線のゴールデンクロス(GC)、デッドクロス(DC)について検証の第5章です。
スタートの記事はこちら
ポンドドル用のEAが欲しくて検証中なのですが、まずは一般的に言われていることから調べてみようという感じです。
ふと考えると、特にポンドドルの特徴を考えてやっているわけでは無いことに気が付きました。
現在、移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスをメインにしたロジックを検証中です。
ポンドドルの特徴と噛み合って大きく獲れる場面もあるのですが、全体的には好みの感じではありません。
そこで、ちょっと寄り道をして、今やっていることを他の通貨でも試してみました。
一般的に良く使われているロジックなら、他の通貨でも通用するだろうって事ですね。
ということで、今回はちょっと番外編になりますが、ポンドドルより良さそうなのがありましたのでご報告です。
MAのGCDCドテンロジック ~ ドル円編
ドル円に合うロジックなのか?
上記のように、他の通貨でGCDCドテンロジックを試したところ、ドル円が良さそうな雰囲気を見せました。
試したのは5分足で、ポンドドルのスタートの時と同じSMA25と200のクロスでドテン TPSLの設定なしのロジックです。
結果は図1のようになりました。
図1
深追いは考えていませんが、軽く弄ったのを2つほど見ていただこうと思います。
EA化について
今回のEA作成にはレッツリアルの無料ツールを使用しています。
また、今回のEAはこのツールだけでも十分ですが、プログラムの勉強とカスタマイズ性を考えて以下のサイトを参考に独自に改変も行っています。
基本ロジック①
・通貨ペア USDJPY(ドル円)5分足
・短期SMA150と長期SMA400のGCでロングエントリー、DCで決済
・短期SMA150と長期SMA400のDCでショートエントリー、GCで決済
・TP80pips SL100pipsに設定
バックテストについて
バックテストはOANDAのMT4、デューカスコピーのヒストリカルデータを使用。
始値のみで、スプレッドは0.5pipsに設定。
※全ティックと始値のみでほぼ同様の結果です。
2005年1月~2021年2月までの結果
図2
TPSLでの決済よりもドテンでの決済が多いようです。
レンジ相場ではトントンかやや負けで、トレンド相場で獲る感じになっているようです。
なので、数日間保持している状態の時の方が収支が良いです。
もう少しライトな感じはどうかな?と考えたのが次のやつです。
基本ロジック②
・通貨ペア USDJPY(ドル円)5分足
・短期SMA120と長期SMA300のGCでロングエントリー、DCで決済
・短期SMA120と長期SMA300のDCでショートエントリー、GCで決済
・TP50pips SL20pipsに設定
2005年1月~2021年2月までの結果
図3
適当にこのくらいでどう?って感じでやったので、もっと良いのがあるかもしれません。
TPSLでの決済が増えた感じでしょうかね。
図4は年間収支ですが、適当にやった割には過去9年間プラスで、今年も現在勝っています 笑。
図4
結果の考察と裁量トレードでの活用法
ポンドドルをやめてドル円にした方が良いんじゃない?って感じですよね 笑。
でも、ポンドドルのEAが欲しいんだよなぁ…
ロジック②の方に手を加えて決済関係を強化したら、僕の好みになりそうな気もしています。
まぁこれは一旦保留にして、引き続きポンドドルをやります。
誰か続きをやってください 笑。
裁量トレードでの活用法
他の環境認識と合わせてエントリーを絞ったり、高値安値やキリ番、レジサポなどを意識した決済、トレーリングストップ等の導入等で使えそうだなって思います。
ちなみに、他の通貨ではイマイチでした。
この続きはこちら。
最後までお読みいただきありがとうございます。